リノベーションをお考えの方の中には、「カフェみたいな雰囲気」をイメージしている方もいるのではないでしょうか?ところが、いざ具体的にリノベーションを計画してみると、何をポイントにすれば「カフェみたいな雰囲気」になるのか、なかなか素人には分からないものです。
そこで、ここではカフェ風のリノベーションをお考えの方に向け、「カフェみたいな雰囲気」にするための具体的なポイントをご紹介。実際にカフェ風のリノベーションを行った事例も画像付きでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみください。
最終的には自分のセンスで部屋を作り上げれば良いわけですが、そうとは言え、カフェ風に仕上げるためには最低限の共通ポイントがあります。以下7点のポイントを押さえたうえで、自分流のセンスを存分に発揮しましょう。
カフェのような雰囲気を演出する最大のポイントは、何よりも壁です。普通の白い壁では、とてもカフェ風の印象になりません。
具体的には、レンガ風タイルやモザイクタイルを貼ったりすることが効果的。壁の一面だけアクセント的に塗装することもおすすめです。
カフェにはカウンターが付き物。ダイニング周りをカフェ風に仕上げるためには、カウンターキッチンを設置すると効果的です。
カウンターの上には、コーヒーサーバーやドリッパー、ティーポットなどを配置。カウンターの前には、同じ仕様・同じカラーの椅子をいくつか並べてみてください。壁との相性を考えつつ、ご自身のセンスを活かしたキッチンカウンターを作ってみましょう。
実際のカフェの店内を、よく思い出してみてください。天井には、まさかオフィスにあるような直線の蛍光灯や、家のリビングにあるような丸いシーリングライトが貼り付けられていないはずです。ほとんどのカフェでは、雰囲気のある間接照明が採用されているのではないでしょうか?
おすすめの間接照明はペンダントライト。スチール製などのおしゃれなシェードに包まれたペンダントライトを、キッチンカウンターの上に2~3個ほど並べてみてください。きっと、カフェ風のリラックスした雰囲気が演出されることでしょう。
ダイニングなどに置く家具を選ぶときには、木の素材感があるものを選ぶのがおすすめ。まとまりのあるダイニングセットとして選ぶのではなく、ややユーズド感のある家具を、あえて個別で調達してみると良いでしょう。木の素材感があるテーブルにスチール椅子を合わせてみてもおしゃれですね。
ソファを置く場合には、ヴィンテージ感のあるレザーものを選んでみると良いでしょう。
一般的な家庭のキッチンでは、少しでも中身の見えない収納を設置することが普通。一方でカフェ風のキッチンの場合には、逆に中身が見える収納を設置することが基本となります。
具体的には、壁に設置するオープン棚やキッチンツールを引っかけておくフックなどを設置。オープン棚には調味料などが入った瓶を並べましょう。
ほとんどのおしゃれなカフェには、インテリアとしてのグリーンが置かれています。家をカフェ風にするときにも、これを真似て、やや背の高い観葉植物を設置してみると良いでしょう。
おすすめの観葉植物は、「コーヒーの木」「ユッカ」「パキラ」「ドラセナ」「ユーカリ」「エバーフレッシュ」など。基本的に種類は問わないので、ご自身のセンスに合ったものを選ぶようにしましょう。
おしゃれなカフェは、かならずしも「スッキリと整理された空間」ではありません。細部に小物を雑然と置くなど、多少ゴチャゴチャさせることでカフェ風の雰囲気を演出しています。
カフェ風リノベの際にも、これにならって小物にこだわってみてください。たとえば、使い込んだ印象のあるカゴ、小さな黒板と黒板消し、アジアンなタペストリー、レトロ感のあるポスターなどなど。ご自身のセンスを存分に発揮しましょう。
では、具体的にカフェ風のリノベーションを実現した人たちの施工事例を見てみましょう。施主それぞれの個性も折りこめられて、いずれもセンス良く仕上がっています。
カウンターキッチン、見せる収納、素材感のある家具、間接照明、インテリアグリーン等々、まさにカフェ風の王道のようなリノベーション事例。このままホームカフェを開業できるような完成度の高さです。
アンティーク調の家具やペンダントライト、雑貨・小物、インテリアグリーンなどをセンス良く配置し、ダイニングキッチン全体をカフェ風に仕上げた事例です。白のブリックタイルにも注目。
カウンターキッチンのブロックと正面の壁のレンガが印象的なカフェ風の空間。照明の露出間ある配線も、カフェやショップのような雰囲気をよく表現しています。重厚な光沢とユーズド感のあるレザーソファも印象的。