あればあったで何かしらに使うものの、なんだかもったいない空間にも感じられることがある押し入れ。リノベーションしてクローゼットにするなど、より有用な空間へと変えてみたいものです。
ここでは、押し入れのリノベーション事例やアイデアを複数ご紹介。押し入れにムダを感じている方は、ご自身のライフスタイルや趣味などに合わせ、ぜひ押し入れを有効な空間に変えてみましょう。
押し入れの定番リノベーションと言えば、やはりクローゼット。押し入れを全面的にクローゼットに変えれば、かなり多くの衣類を収納することが可能です。どの世帯にとっても、有用な空間になることでしょう。
押し入れをクローゼットにリフォームする際のポイントは次の3点です。
1LDKの部屋を全面リノベーションし、押し入れを大容量のウォークインクローゼットにした事例。折れ戸による収容力十分なクローゼットです。
和室から洋室へのリノベーションに際し、押し入れの一部をクローゼットにした事例。引き戸をそのままにして、右半分はクローゼットに、左半分は中段を残して布団を収納できるようにしました。
押し入れの定番リノベーションはクローゼットですが、もちろんクローゼット以外にも、アイデア次第でさまざまなリノベーションの可能性が広がります。以下、クローゼット以外でよく見られるリノベをご紹介しましょう。
押し入れの引き戸を撤去し、中段をデスクの天板に見立てて椅子を設置。ワーキングスペースに早変わりです。そのままの見た目ではやや難がありますが、ペンキを塗ったり飾りを付けたりなどすれば、かつてそこが押し入れであったことは、一見では分かりません。
引き戸を取り払い、上段へと上るハシゴを固定させるなどし、上下に別れたキッズスペースにする事例もあるようです。子供たちにとっては、まるで秘密基地。安全性に配慮した設計にすれば、DIYで十分にリノベーションが可能です。
引き戸と中段を撤去して内部をオシャレに改装し、そのままリビングの一部として利用する事例も見られます。具体的には、ソファを設置したり大型テレビを設置したりなど。サーフボードや自転車を飾ったりなど、趣味を見せるスペースにする事例もあるようです。
中段をそのまま残し、上と下を子供たちの二段ベッドにリノベする事例も見られます。上のベッドに落下防止の柵を設けることで、安全に利用することが可能。枕元に棚を設置したり引き戸部分にカーテンを設置したりすれば、まるでカプセルホテルのように快適な空間。
以上、押し入れの有効活用法として、クローゼットをはじめ、その他さまざまな用途のリノベーションの事例をご紹介しました。
押し入れのリノベーションにおいては、柱などの構造上の大きな障壁が、基本的にありません。施主のアイデア次第で、どのようにでもリノベすることが可能です。そう考えると、押し入れのリノベーションは夢が広がりますね。
「もともとあったものだから」という理由だけで、無理に押し入れを押し入れとして使う必要はありません。各世帯のライフスタイルに合わせ、押し入れを大胆にリノベーションしてみてはいかがでしょうか?