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兵庫にある住宅の資産価値を高めたいと考える方は多いはず。資産価値が高まれば、気持ちよく住めるだけでなく様々な活用法を考えられます。住宅の資産価値は、どのように高めればよいのでしょうか。このページでは、住宅の資産価値を高めるいくつかの方法を解説しています。もちろん、リノベーションについても詳しく解説しています。住宅をより良いものにしたいと考えている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
住宅の資産価値を高めたい方は、資産価値を決定する要因を押さえておくと良いでしょう。主な要因は次の通りです。
これらを適切に管理することで、住宅の資産価値は高まります。それぞれの取り組みを詳しく解説いたします。
「ホームステージング」を日本語に訳すと「家を演出すること」となります。つまり、住宅を売却するときに室内をモデルルームのように演出するサービスをホームステージングサービスといいます。
ホームステージングサービスのメリットは、ネットで物件をチェックする見込み客や見学に来た見込み客に良い印象を与えられること。家をより良く演出することで売却を後押しします。
ホームステージングサービスを利用した住宅と利用しなかった住宅を比べると、利用した住宅の方が高く売れるという欧米のデータがあるそうです。住宅の資産価値を決める要因の一つといえるでしょう。
「インスペクション」は、日本語で「調査・検査」などを意味します。住宅の専門家が、構造の安全性や建物の劣化状況などを調査・検査することをインスペクションといいます。
インスペクションを受けるメリットは、住宅の耐震性や修繕に掛かるおおよその費用が分かること。現在の住宅の状態を正しく把握できる点がメリットといえます。
インスペクションを受けた物件は、信頼性が高まるので売りやすいとされています。よって、住宅の資産価値を決める要因の一つといえます。
瑕疵とは、備えておくべき品質や性能を備えていないこと。住宅の場合、構造の主要部分などに重大な欠陥があることを瑕疵といいます。新築住宅の場合、ハウスメーカーなどが10年間にわたり瑕疵担保責任(補修や損害賠償する義務)を負います。
中古住宅の瑕疵担保責任は契約内容により様々です。個人間で売買する場合は、売主の瑕疵担保責任を免除することや瑕疵担保責任を負う期間を数カ月間に限定することが一般的です。このような契約の場合、瑕疵を見逃した買主は自分で補修しなければなりません。
そこで利用されているのが、瑕疵保険(既存住宅瑕疵保険)です。瑕疵保険は、中古住宅の瑕疵を検査するとともに保証してくれます。よって、消費者は安心して購入することができます。瑕疵保険も、住宅の資産価値に影響を与える要因の一つです。
住宅履歴情報とは、住宅の造りや性能、建築後に行われた点検やリフォームなどの情報を記録・蓄積したものです。これらの情報は、住宅の維持管理や売却時に活用できます。住宅の性能や適正価値などを把握しやすくなるからです。住宅履歴情報の有無も、資産価値に一定の影響を与えます。
以上の取り組みを適切に管理することで、住宅の資産価値を高めることができます。さらに、リノベーションを行なうことで資産価値を高めることもできます。リノベーションにより、なぜ資産価値は上がるのでしょうか。
一般的にリノベーションをした物件は資産価値が下がりにくいとされています。資産価値が下がりにくい理由は、築年数が古くても室内は綺麗だから。現代的な間取りに変更されている点もリノベーションの魅力です。建物は古くても綺麗で住みやすければ購入したいと考える方は増えます。よって、リノベーションを行なった住宅の資産価値は下がりにくいのです。
築年数が古くなると、水回りなどを中心に痛む箇所が出てきます。そのままの状態で放っておくと、資産価値は下がってしまいます。リノベーションで痛んだ箇所を修繕すると、資産価値は下がりません。グレードの高い設備を導入して、資産価値をあげることも可能です(リノベーションは原状回復に新しい価値をプラスする取り組みです)。ある意味では、最も確実に資産価値をあげられる取り組みといえるでしょう。
リノベーションを行なうことで、住宅は確実に売却しやすくなります。「築年数が古くても新築のように綺麗」「最新の設備が入っている」からです。住宅の価格は需要と供給のバランスで決まります。売却しやすくなるということは資産価値の向上を意味します。住宅の資産価値を高めたい方は、リノベーションを検討するとよいでしょう。