神戸市兵庫区で現在販売されている新築マンションとリノベーション済みマンションの相場を比較してみました。
中古販売価格帯:700万~3,700万円程度 + リノベーション価格平均相場 :700万~1,000万円程度
=1,400万~4,700万円程度
神戸港に面した港町を有する兵庫区は、以前より海外貿易で栄え繁華街やオフィス街があります。多くの企業が軒を並べるこの地区は人口の増加も加速しています。
企業の勤務者が多いこともあり、単身向けの比較的狭いマンションも人気が高いのが特徴的です。新築物件は60~80m2あたりに集中して売れています。
またリノベーション物件は、価格帯の幅が大きいですが、2,500万円前後が最も人気があるようです。
御崎公園にほど近くコンビニやスーパーが近いので生活にも便利。公道に面しているので往来も広く北東向きのバルコニー付き。室内は浴室やキッチン、トイレなどを新しくしてリフォーム済み。2階部分のペット可物件。
専用庭とテラス付きで日当たりの良い1階部分。18帖の広いLDKとシステムキッチン、ウォークインクローゼットなど機能性も抜群。分譲時より収納を増やすなどリノベーション済みで使い勝手もよいペット可物件。
平成28年12月にデザイナーによる室内全面リノベーションして全室フローリングにして間取を変えた住みやすい物件。照明器具付きですぐに生活できます。アクセスも良く買い物にも便利な立地。
兵庫区は神戸大付属病院や大きな中央図書館があり、地下鉄やバス、私鉄と移動の選択肢も多いので暮らしやすい街といえます。
繁華街にあるような喧騒感が少ないので、静かに暮らしたい方には向いている地区でしょう。
飲食店の深夜営業は少ないようですので、夜にうるさくないのも魅力のひとつ。
兵庫県の平均所得が301万円なのに対して兵庫区は351万円と高め。
こういったゆとりのある人が多いのも、静かな暮らしを好む要因になっているのかもしれません。
兵庫区は、JRやバス、地下鉄と交通が多い地区です。
JRに乗車すると、姫路方面や大坂、京都への移動も直ぐに出来ます。
通勤で他県に行く方や、週末の旅行などの移動に不自由はしましかと思います。
兵庫区の大きな駅である兵庫駅に、新快速は止まりません。
しかし、快速が止まるので中心都市の三ノ宮まで3駅という便利さです。
快速で上り線に乗車し、約6分で神戸駅に着きます。
新快速に乗りたい場合はこの神戸駅で乗り換えするといいでしょう。
兵庫区の住みやすさはどうなっているのでしょうか。治安の面から見てみましょう。
兵庫区の犯罪率の統計によると、兵庫区の犯罪率は2.74パーセントとなっています。
兵庫の平均が1.19パーセントですので、やや高めとなっています。
ですが、人工密度は兵庫平均の5倍。
兵庫全体の平均は2,151人/k㎡ですが、兵庫区は10,546人/k㎡と賑わっています。
その点からも、統計を出すと犯罪率が上昇している傾向にあるようです。繁華街というのも要因でしょうか。
かわりに、電車やバスなどの交通アクセスがいいのが利点です。
交通がいいと、高齢になってからも住みやすいので出て行く人はあまり居ないようです。
下町人情溢れる地域で、親子2代だけではなく、3代、4代と住み続けている人も多いそうですので、長く暮らしやすいのが魅力の地域になっているのかもしれません。
かといって、新しい人を受け入れないという訳ではなく、むしろウェルカムで面倒見のいい人が多いという点も、人口密度が高く人気の要因なのでしょう。
兵庫区の住宅支援助成金はどうなっているのでしょうか。
まず「神戸市バリアフリー住宅改修補助事業」としてリノベーションに対し、一定の条件をクリアした場合12万円までの補助が出るとされています。条件としては、要支援、要介護認定を受けていない高齢者がいる世帯が対象で、バリアフリー改修工事の費用を一部を補助してもらえるものです。
次に「神戸市住宅耐震化促進事業」として最大で157万円の補助をするという制度です。
補助を受けられる条件は、耐震診断を受け、上部構造評定1.0以上にされる方に改修設計費と改修工事費の補助が出るものとされています。
耐震やバリアフリーを考えている方には、ありがたい制度ですのでこれを期に検討してみるのもいいでしょう。
また、小学校入学前の子供がいる世帯と、1年以上神戸市に住んでいる親の世帯を対象に、同居や近くに住み替える場合の助成金として、上限20万円の引っ越し代金を補助してもらえる制度もあります。
同居を考えている方は、この制度を検討してみてはいかがでしょう。