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ジャパニーズのリノベーションは、日本家屋で伝統的に使われてきた素材やインテリアなどを使ってアレンジしたスタイルです。木や竹、土、石、漆喰といった天然の素材をふんだんに使った、床や建具を使用。格子戸や障子など、灯りを柔らかく取り入れる建具は、家に温かな空気をもたらします。
広いリビングはライトの工夫でより広く感じる空間に。畳の和室との仕切りは枠だけのスケルトンなデザイン格子戸を使用し、閉塞感を作りませんでした。正方形の畳を使うことで洗練された和室に。キッチンはリビングを見渡せる設計で広いスペースを確保。ダークブラウン系の濃いフローリングとクリーム色の天井や壁で温かな空間を創り出しました。
ご夫婦+猫ちゃんが暮らす家は、もともと喫茶店だったスペースを利用。レトロにこだわり、床や壁の一部は足場板などの古材を使用し、扉は再利用をして古みのある味を再現しました。趣味の自転車用ストックルームを設けて使い勝手も抜群に。キッチンはセルフリノベーションで自らチャレンジ。愛着のある家づくりができました。
リビングはカーペットに丸くカラフルな置き型照明やクッションで楽しい空間に。襖に和紙を使い締めると画が表れるといった遊び心も取り入れました。動線に着目し、間取りはそのままに部屋や空間の使い方を変えることでより流れをスムーズにして生活の利便性を高める工夫を。ちょっとした工夫でがらりと雰囲気の違う大人のジャパニーズスタイルの完成です。鳥獣戯画が良いアクセントになってオシャレカワイイですね。
子供たちが巣立ち夫婦2人になった家を楽しい空間に。仕切られた各部屋の壁を取り除き最小限の間取りに変更。広いLDKと寝室、和室、そしてクローゼットに機能を集約し浴室やパウダールームも広くしました。壁にアールを持たせてディスプレイ空間を作るなど遊び心を随所に置いた新しい住まいになりました。
旅館でアルバイトをしていたというオーナー夫婦の希望でまるで旅館を思わせるかのような空間を再現。壁は和風建築に使われる真壁造りを採用し、さらに小上がりを設計するなどとことん和風モダンにこだわったデザインとなっています。
リビングに併設された小上がりくつろげる憩いの場としてだけでなく、お客様の寝室としても活用できます。材料として利用した檜や欅の木材、新しい畳のイ草の香りがより和の雰囲気を作りだしてくれます。
業者名 | 特徴 | 詳細ページ |
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Qvouリノベ | 1000件を超える実績を誇るリノベーション会社。GOOD DESIGN AWARDを受賞したデザイン力が特徴。理想のジャパニーズスタイルを実現してくれるはず。 | |
G-FLAT | 若手デザイナーと建築家が、ライフスタイルに合わせたリノベーションを行なっている。住む人のセンスで雰囲気を変えられるシンプルなデザインが特徴。 | |
遊 | 遊び心とアイデアを活かしたオリジナリティのあるデザインが魅力。純和風では満足できない方にお勧めのリノベーション会社。 |
洋風な造りの家でも、どこかにジャパニーズスタイルを取り入れることで、日本人だけではなく外国でも好まれるスタイルになりつつあります。全体に落ち着いた色合いでまとめるのが主流で、シックや色合いが選ばれます。茶系やモスグリーン、生成りなどの優しい色合いが穏やかな雰囲気を生み出し、ジャパニーズならではの温もりを感じさせてくれます。
日本人の癒しの空間である畳も最近は変化しており、縁模様にもデザイン性に富んだものが選べるようになりました。
ジャパニーズスタイルとは、スギやツガなどの木材や竹材、しっくい、和紙、籐など、日本の伝統的な素材を使用し、格子や障子のような直線的でシンプルなフォルムのデザインを用いているスタイル。床座だったり、座面の低い椅子を配したりなど、全体的に目線を下げた生活スタイルになっています。
日本の伝統的な素材や、書院や縁側や床の間などのデザイン、インテリア要素を忠実に取り込んだ「純和風」と、欧米型の現代の生活に合わせ、和をモダンにアレンジした「ジャパニーズモダン」と、大きく分けて2種類あります。
現在の和風住宅の原型が成立したのは鎌倉時代から室町時代。鎌倉時代に接客室として成立した「座敷」が和室の原型と言われています。
その後室町時代から、畳や障子戸を用いて座敷飾りが造られた「書院造」と呼ばれる武家住宅の様式が生まれました。
戦国時代以降は住宅も画期になり、豪華な書院造が完成し、城下町の町屋や侍屋敷なども発達してきたと言われています。
江戸時代を通じて、書院造は武家住宅や上層民家の様式として使用されていましたが、一方では茶室の要素を採り入れた数寄屋造りの住宅も生まれています。町屋も次第に発展していきました。
明治時代になると「近代化=西欧化」の動向がすすんだため西洋建築が多く造られるようになりましたが、実際に洋風の住宅を建てるのは政治家や実業家などの限られた階層の人々のみ。ですがそんな人々でも併設された和風住宅で生活する場合が多かったようです。
やはり「和」を愛する、畳や障子、格子、縁側などで落ち着いた空間をつくり上げたい人ではないでしょうか。最近は床をすべてフローリングにしているお宅も多く、和室があったとしても納戸になってしまっている、という人もいます。ですが家族が集まるリビングの一角に、ごろごろと寝そべったりくつろいだりしながら、落ち着くことのできる畳の部屋があれば、より親密度も増すでしょう。こういった家族団らんを非常に大事にしている人にとって、ジャパニーズスタイルは大変良い環境だと言えるでしょう。
テーブルやソファなど、家具は低めなものを選ぶと良いでしょう。カバーやクッションは和柄なものはもちろん、シックなものにすると和の雰囲気が上がります。
部屋の中心にある照明を和風なものにすると、一気に和のテイストになります。サブ照明も間接照明もすべて和風にすると、全体の調和がとれるのでおススメです。
また、カーテンではなくウッドブラインドや障子にするのも良いでしょう。ほかにも壁紙を和紙のものにしたり、漆調のものにしたりするのもおススメです。